デレーケ

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今日はやはり秋空の下(本格的撮影シーズンの始まり)旧山城町の名所を2時間半かけて巡った。週に二度ぐらい出かけているので、掲出がバラバラになるのはやむなしとしよう。 まずは蟹満寺に寄ってみた。10回目ぐらいとなる訪問で、年々お堂や境内の整備が進んでいく。前回は幸運にも国宝の釈迦如来座像の写真を撮るのを許された=その日は大法要の日で堂内で護摩を焚いたのだが、住職の目算とは違って堂内に大変な煙が充満して本堂を開扉したのである。内部撮影はご遠慮となっていたが、外からなら良いでしょうとのことで、飛鳥時代からそこに座っていた像を撮影できた(勿論営利目的には使えない)。そのことを思い出した。

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そして不動川を遡って山奥の「不動川砂防歴史公園」へ向かい、途中の鄙びた谷山寶山寺不動尊に寄った。ここは見た目は荒れているが、信心は続いているようで寺務所は整頓されている。本堂は山の上にあるため今回は登らなかった(以前に行ったことはある)。霊気さえ感じる、なかなか怖い場所である。

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「不動川砂防歴史公園」に着くとオランダ人技師デレーケの銅像が立っていて、近辺は公園として整備されている。20年ぐらい前に初めて来たときは誰もいない山奥の森の中で恐ろしいような雰囲気だったが、現在は釣り人やキャンパー、車でやって来てティーパーティなど適度な人数の人が居て、車のナンバーも京都・大阪・三重などあちらこちらから穴場観光地(観光施設はトイレ以外は無い)として認知されつつあるようだ。淀川の水害を減らすためにずっと上流のこのあたりの治山治水を実施したのはさすがである。このあたりの土質は花崗岩の風化した砂地で、これが木津川-淀川を経て大阪湾まで行っていたのである。蟹満寺の縁起とも相通じるエピソードである。

デレーケ

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今日はこの組み合わせだ…そろそろ本格的に撮影を開始することにしたのである。重いLレンズとCanon 5D-IIIはもうしばらく先にする(11月から)。