本堂から笈摺堂へ

第三十三番 華厳寺 : 西国三十三所

本尊のある内陣を撮影…奥の厨子にちらりと仏像の足が見えているが、これは前立ち像で本尊の秘仏十一面観世音菩薩はそのまた奥に安置されている。 今どきのカメラは相当暗い場所でもちゃんと写せる。繰り返すようだがここは撮影禁止ではない。

本堂内の景色、比較的広く、これなら正月の初詣でも大行列とはならないだろう。

工事のテントに囲まれて外は見えない。しかしデュフューズされた光が柔らかい。

本堂を出て左に回ると、多くのお堂が建ち並んでいる。山の斜面を段々畑のように削って、全体は広くても各段は狭いためこのようになる…創建から1200年も経つのである。このお堂は聖観音が祀られているようだ。

その先に珍しい名前の「おいずる堂」(笈摺堂)があり、朱印を押した布や遍路装束がたくさん奉納してある。どうやらここは三十三番札所のため、満願したことを感謝する「満願堂」のようである。