SIGMA 24-105mmF4/art

f:id:xnagy:20200628180923j:plain

夕刻、空が晴れたので「最新」のFマウントレンズを試してみた。ボディはD800...このボディにはSIGMA 24-105mmF4/artが付けっぱなしなのである=ボディがレンズ負けしないように。付け加えると優秀レンズであるNIKKOR 24-120mmF3.5-5.6DはD700に付けっぱなしである。これもレンズ:ボディのバランスを考えてのことで、多くの場合レンズ交換をするのはD610&D750&Dfである。

f:id:xnagy:20200628180817j:plain

24mmF6.3での近接撮影、相変わらずシャープネスは文句なし・ボケ味も良好だが、この程度の像高で背景の電柱が歪曲をしているのは感心しない…もちろん近接しているからで、電柱にピントを合わせるとこれ程には曲がらない。いずれにせよSIGMAの設計思想は「ピント」なのでD800の高画素も生かせるし、レンズのスタビライザーもかなり強力だし、合焦速はやや遅いがD800の使い方と特性(機構ブレ)を考えると、この組み合わせがベストということになる(約2kg)。じっくり撮ることだ。機構ブレについては手ブレや被写体ブレと違ってシャッター速が速ければ良いというものではなくて、シャッターの切れるときのシャッター/ミラーの動く振動の少ない部分を探らなければいけない=当然、使い方も関係していて筆者の場合、戸外日中での撮影となるために1/125-1/500の範囲で選ぶことになる…現在は1/320付近にしているが正解は不明(高速シャッターは機構ブレしやすいと思う)。

同じ組み合わせでの逆光テスト(24mmF7.1)…悪くはないが抜群というほどではない。ここでもSIGMAの「ピント」優先スタイルを見てとれる…このレンズ以外にもArtレンズを他のマウントで持っているが、シャープネスは純正を上回っているものも多いとしても、逆光では劣後しているものがある=コーティングの問題か、レンズの曲率や鏡胴内の反射対策なのかは分からないが注意は必要である。

f:id:xnagy:20200628180833j:plain