観光ガイドサイトから転載した笠岡諸島の連絡船航路。笠岡から六島にいたるルートと、真鍋島にいたるルートに分かれている。これは至便性と言うだけではなく、元は別々の海運会社が運営していて、のちに合併したが運行上の習慣は会社にも島民にも残ったのである。フェリーは比較的大きな白石島と北木島に航行している。
まずは六島へ行く…便数が少ないため初日はどうしてもそうなる(pm1:40発)。本土と神島を結ぶ神島大橋をくぐる。現在は埋立で神島は本土とつながっているが、昔からの習慣でこの橋を渡って市街地と行き来している。
最初の寄港地は神島外浦港である。学校、お寺、電波塔、旅館のある街並み…どれも何回も来た懐かしい風景だ。ちょうどヤマザクラが満開で、島のあちこちに薄いピンクの斑紋が見えている。
次の島は高島で(この島だけが両航路の船が入る)寄港後すぐに出発。島の裏側から立派なペンションが見えているが、聞き取りによると、これが高島在来の民宿群を廃業に追いやったひとつの原因である。新しいペンションが立派すぎるのと、それほどの観光客を見込めないため、多くの宿泊所が不要だったのである。宿泊客はこのペンションを選ぶことになる。