聖天堂と貝吹岩

ほとんど人の来ない山中に分け入ると、まず木立の中に聖天堂(つまりは歓喜天=ヒンドゥーガネーシャ)に行き当たる。ここでは仏教の仏としてではなく神として扱われていて鳥居をくぐってここに入る。私が山道に入るのに付いて若い僧侶と檀家の婦人も参拝に来た。f:id:xnagy:20180629114110j:plain

そしてそこから暗い山中深く高台へ上がると、尾根に上がりポンと景色が開けた。観光的には「隠れた絶景ポイント」だし、歴史的には古代の祭祀跡となる。貝吹岩とは意味深長な名前…推論はできるが今は置くとしよう。尾根の先端(先は断崖で道はここまで)の岩は祭祀遺跡であることは確かである(そのような説明板もある)。眼下には奈良盆地や大和と山城国境の森林地帯、遠く生駒山地が一望に見渡せる。誰も居ないと思っていたら歴史マニアの青年がちゃんとやって来た。f:id:xnagy:20180629114130j:plain

岩船寺

本堂のある場所から一段上がって三重塔、さらに上ると鐘突き堂があり、いい音色の鐘が撞ける。連打以外は特に制限はない。f:id:xnagy:20180628105339j:plain

そして更に一段上がると休息広場があり、ここまでが整備された場所のようだ。山はまだまだ奥まで続いているが、深い緑に包み込まれている。いずれは観光的な(あるいは宗教的な)整備がなされそうである。山中の細道を歩けば随所にいくつもの旧跡があり、人はあまり行かないが私はこのあと踏み込んでいった。それは次に紹介できるだろう。f:id:xnagy:20180628105351j:plain

夕焼け

久しぶりに濃い夕焼けとなった。これから毎日、日が短くなっていく。HPもPCのOS不調&作成ソフトの不具合を少しずつ克服して、おおむね元どおり使える目途が立った(1999年にHPを始めて2度目のトラブル=どちらもブログで更新を続けられた)。この間ブログで補完できて、ブログサイトを閉じなくて良かったと思っている。そこで今後も回数は減るかも知れないがブログも続けていくことにした。

写真はアトリエの窓から西を見た図。

LUMIX L-1Leica D Vario-Elmarit 14-50mm F2.8-3.5 ASPHf:id:xnagy:20180624221455j:plain

SIGMA sd-Q

雨の朝…ファームアップされたSIGMA sd-Q=相変わらず強烈なピントである(臨場感が失せるぐらい…。今回のファームアップで暗い環境でのマゼンタ・シアンの濁りが解消されるようでとてもありがたい…曇り日に弱かったSIGMA sd-Qが使いやすくなった。今SIGMAサービスと32bit版SPP6.5でも大丈夫かと電話で話し合いOKとの回答。f:id:xnagy:20180620162214j:plain

m4/3や普通のAPSの画像とは比べられない(フルサイズ3600万画素と同等)高い画質である…FOVEONカメラの、遅い・実用感度が低い・擬色が出やすいetcの問題が少しずつ改良され(解決とまではいかないが…)実用的になってきた。初代DP-1からの長い道のりである。

不動明王像と岩船寺本堂

岩船寺の数多くの文化財のひとつ「不動明王」(国の需要文化財)石窟に鎮座し、今はアジサイの花に囲まれている。 LUMIX GX7-II+LUMIX G14mmF2.5f:id:xnagy:20180620145138j:plain

それほど午前中の観光客は多くない。しかし午後からは増えてきた。本堂内では本尊前で住職のお話があり(人が入れ替わるたびに張りのある声で繰り返していた=たいしたものである)歴史・仏法などについての説明で、そのようなことに慣れている私でも納得できる精緻なものであった。本堂の外は庭園と自然の森林が混然となった素晴らしい境内である。

岩船寺

f:id:xnagy:20180620123517j:plain

岩船寺

本日は朝起きると爽やかな気候だったので近所の岩船寺へ撮影に行った。境内(山全体が敷地)を隅々まで約2時間をかけて歩いた。同時に4月に手元へ来たLUMIX GX7-IIのテストも兼ねた初シゴトでもある。本堂:阿弥陀如来

f:id:xnagy:20180616200248j:plain

f:id:xnagy:20180616201155j:plain

 

PCの不調は回復しましたが(OSの一部が壊れていた)アプリケーションの一部に不具合があって(原因は探索中)サイト表紙が正しく表示できにくい状態です。そこで表紙は変更せずに更新履歴から入って表紙に戻り、それぞれのページを見てください。

町の風景:桜島

元は商店街だった場所…現在は食堂・喫茶店以外はほとんどシャッターが降りている。近隣の工場の社員食堂に飽きた人や出入りの業者さんが使うため飲食店だけは生き残ったようである。USJの繁栄とは対照的に砂州の町の人口は減ったのだろう。f:id:xnagy:20180615190335j:plain

おおむねこのような景色、町の隣接地に人工の林があり、USJのジェットコースターが見えている。しかし裏となるこちら側からは関係者以外は入れない。外国人従業員は渡船で港区側から渡ってきて裏口から通勤するのである。もちろん不便な場所なので近在の大工場群にも渡船通勤者がいることも間違いない。f:id:xnagy:20180615190350j:plain

桜島=此花区へ

天保山(港区)の対岸は此花区:桜島で、あまりない機会なので1時間ばかり歩いてみた。遠くから見えているとおりUSJを除いて工場・倉庫街である。最近見かけなくなった公衆電話がボロボロ状態で渡船場を出たところにあり、まるで放置されているがちゃんと生きている。f:id:xnagy:20180614143308j:plain

しかし予想と反し(少し予想もしていたから歩いたのだが...)先の堺大浜と同様に川の先端部の微高地に住宅地(と若干の商店)が残っていた。街路樹も市によって手入れがなされていない様子である。周り全部を工場や倉庫、高速道路に囲まれて生活は存在した。本当は30分歩いて次の船で戻ろうと思ったのだが、さらに1本遅らせて1時間の滞在となった訳である。全部を見て回ったのではないので(友人の壮行会という大義がある)また来てみて、今度はじっくりと都市の川辺・海辺の生活の残滓を見てみたいと思う。f:id:xnagy:20180614143325j:plain

天保山へ戻る

f:id:xnagy:20180613190847j:plain

さて30分に1本の渡船がやって来た。乗ると自転車客が半分以上だ…渡船乗り場は天保山以外は不便な場所が多いため、その間を自転車移動して乗り継ぐツーリング客が増えているような気がする。なぜか船内撮影禁止となっている。市道の代わりの連絡船だから道路と同じ扱いになるはずだが…「安全のため」と書いてあるが本意は違う。関係者から話は聞いているがここには書けない。問題は本当の理由を曲げて法令に基ずかずに別のもっともらしい理由をあげていることにある。私は「安全を確保して」撮影している。

f:id:xnagy:20180613190903j:plain

天保山から出航して5分で対岸の此花区側に到着、すぐに客を乗せて折り返す。やはり圧倒的に自転車に乗った欧米系の外国人観光客/労働者が多い。他の7ヶ所の渡船も含めて乗客は増えており、20年前に取材したときの廃止や縮小の「噂」はどこかに行ったのだろう。当時は乗客は極端に少なく(天保山渡船は除く)近在の人達の通勤や通学に使われていたのである。 Leica ME+Ricoh GR28mmF2.8

全景

長弓寺のだいたいの全景…12時となって、そろそろ観光客も増えてきたので(アジサイの季節は多少混雑する)撤収とした。今回で2回目の訪問、また遠からず来ることになるだろう=近場の研究/撮影。f:id:xnagy:20180612213558j:plain