鹿背山

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本堂の瓦は新調された。その脇から山を登る…このあたりは森が深いためシンクロさせてカエデの葉を撮った。秋には真っ赤になる。

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僅かに5分ばかりで山頂らしき場所に到着、ここはお寺が手を入れて展望所にしている。山は落葉樹が多くて新緑がちょうどよく輝いている=写真ではなかなか表現できない。逆光で撮影すると雰囲気を出しやすくなるが…。ここから先は神童寺へのハイキングコースとなっている。ハイカーが境内を通り抜けるので寺との摩擦が生じている(お寺が境内を整備するより前からハイキングコースだったため進入禁止にはできない)。ハイカーが弁当を広げたりするため(境内は飲食禁止)、この10年ほどの間に境内のベンチはほとんど撤去され、しかし参拝者の休む場所もなくなっている。なんとか和解する方策を見つけないと来訪者は減っていくだろう(純粋の信徒はそれほど多くない)、何度も来ている私ですら居心地が良くないのである=今回から写真撮影者は+400円という張り紙となっていた(記念撮影程度はOKらしい)。山頂の広場にも座る場所は1ヶ所、2名しか座れない…その石のベンチから撮影した。

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そしてベンチの背後からの景色である。展望と言っても周りは山に囲まれているため、この範囲だけが開けている。正面の小山は鹿背山(歴史に名高い山城があった)、その麓にベルトのように竹林が茂っている、それが木津川の河川敷である。川面は少ししか見えないが鹿背山の頂上の下に八幡社があり、更に手前の竹林の盛り上がった場所に恵比須神社があって、少し前まで船渡御の祭りが両神社の間で行われていた。正面奥の霞んだ山塊は奈良の葛城山系である。

鹿背山城