Tokina AT-X PRO20-35mmF2.8

テストした...20mmF2.8ではやはり厳しく中央以外は甘い。F5.6にはしたい(この写真)。レンズ側のCPUの問題で全体に明るく記録される(補正範囲/-0.7)。つまりボディ側でF5.6にしていてもF4程度にしか絞っていないことになる。当然ながら絞り開放なら適正に写る。絞り優先AEで撮るべきだ(F5.6-11)。  下は切り出し...2006年という年代を考えるとこれで精いっぱいだろう=もちろん許容範囲内だ。

 

こちらは35mmF4での撮影、20mmより結果が良く、絞り開放から使える。 下は切り出し...充分な画質である。

 

逆光撮影...やや派手なゴーストが出るが年代を考えると良い方である(20mmF8)。

35mmF5.6/70cmでの近接撮影...50cmまで近寄れるが、最短に寄るとピントに迷いが出てくる。切り出しを見ても画質は中間距離と同様問題なし。

いつもの20mmF5.6/1m撮影...この時代、近寄ると収差の出てくるレンズもあるが、このレンズは大丈夫である。 切り出しをしても繊細さには欠けるが、質感描写は良好である。

20mmF8...このような特殊な条件では「昔のレンズ」となる。逆光撮影は注意しよう。太陽を中央には置かないこと、暗い環境で太陽をまともに入れないこと...私はあまりゴーストは気にならないが。

デジタルカメラ・レポート」に書いたことの追加と訂正...AF/AEの切り替えスイッチはないがピントリングを前後に動かすことで切り替えをする。面白いのはインナーフォーカスのため(当時としては進んだ機能)AFにしたら完全にリングは切り離され、どこのcmでも働かない=つまりはAFでの微調整は不可能だということだ。もうひとつ気の付いたことはAFでピントの合った瞬間「ピン」という微かな音がすることだ...ブレーキ音か。

 

SIGMA 17mmF4 DG L ②

今日の夕刻、天気が良くなったので再撮影、半日陰ではあるが実力を測るには十分だ。 下は切り出し...F5.6/AWB撮影、周辺はやや甘さが残るが画面の大部分は良いピントが来る。

逆光撮影を2枚(いずれもF8)、上は暗めの場所で太陽を入れているが、僅かなゴースト・フレアである。 下はまともに右上から陽光が入っているがピントを合わせたツツジはびくともしない。ゴーストやフレアと云うより光芒が目立つレンズと言えよう。いずれにしてもSIGMAの以前のレンズはピント勝負で、しかしフレアが出やすく気難しい面があったが、artやcontemporaryとなって良くなったと思う。

 

SIGMA 17mmF4 DG L

天気が良くない中、とりあえず簡単テスト...SIGMA 17mmF4 DG Eで経験しているから安心だが、同じレンズでもボディが変わると結果が微妙に異なることがあるため慎重になる。

絞り開放F4で充分な結果が得られる(大曇り)。F5.6-8にすると更に良くなる。Eマウントモデルより結果が良いようだ。 下は切り出し、17mmㇾンズとしては言うことが無い...絞り開放では周辺は少し甘い=F5.6にするとそれも解消する。

近接50cm/F5.6...これも問題なし。17mmで周辺光量が落ちないのは珍しい(ボディ設定が効いているのかも知れない=周辺光量補正)。 下は切り出し...条件の悪さを考えるとピントだけではなく質感描写も良好である。Lアライアンス(つまり半純正)であることも関係あるのかボディとのマッチングが良い。

中間距離5m/F5.6...同様の結果だ。LUMIX S1のコントラストAFの癖があり時々合焦が遅れることがあるが外すことはない。 下は切り出し...雨の中でもきれいに個々の対象物が分離しているのが分かるだろう。純正の20-60mmズームでは得られない絵である。もちろんズームであっても問題ない性能であるが、便利性を犠牲にしても単焦点レンズの味は捨てがたい。

 

SIGMA 12-24mmF4.5-5.6 DG/1st

昨夜にやって来たレンズを、晴れた今日の朝に簡単テストしてみた(出目金レンズ)。

12mmでは周辺光量落ちが大きく(周辺のボケも...)F8で画質ともどもようやく収まる。しかし甘めながらこの手のレンズとしてはF5.6以上なら許せる範囲だろう。カメラを少しでも下に向けると靴が写る。パースの問題もありカメラはなるべく水平を保ちたい。 下は切り出し...これで充分である。

24mm側は絞り開放のF5.6で充分の画質が得られる。やや暖色傾向の色味と思われる(ボディ設定ではない)。 下は切り出し...これも合格の範囲で、F8~11にすれば更に画質は上がる。総じてF8で撮ると良いと思われた。ついにII型との差は色味ぐらいと(AWB調整で補正の範囲内)なる。

近接F8...12mmだとモノは遠くなる。かなり踏み込んで使いたい。 下は切り出しだが、遠距離以上にスナップ距離に強いのが分かる。私の現場では使える距離感とも言える。

風評では逆光に弱いとされているが、それも問題は小さいと思われる。南中まじかのam11の太陽を真ん中に入れてもこの程度のフレアで済んでいる。 これから実地に使ってみて詳しく知りたい。とにかく「型落ちデッド品」である...。

 

久御山町へ

今日は久御山町の中央公民館へ。桂川宇治川・木津川の三河川合流のために以前は巨椋池と広大な湿地があった場所だ...干拓がなされ広い農地ができた。そこが今は何本もの高速道路(京滋バイパス/第二京阪/京奈和道/新名神)の合流点となっている。もちろんインターもあり、工場や倉庫もたくさんある。

公民館に行って驚いたのはその大きさで役場やシルバー人材センターや公民館などが幾棟も建ち、我が町の役場の何倍もあった。高速道路のせいで、我が町と同様どことも合併しない豊かな町なのである。

敷地の隅に京滋バイパスのトンネル貫通石が置かれていた。文化財の見学に来たのだが、大工事中なのと土曜で臨時職員しか居なかったため要領を得ず、平日に文化財係を通して話を勧めたほうがよいと判断、早々に帰宅する。

敷地は広大で、この塀の向こうに更に別の施設を建造するらしい。 AF Nikkor 24-50mmF3.3-4.5D文句なく優秀レンズで、最近はこれをD750に着けっぱなしで撮影している。文化財撮影は歩かなくてよいためもっぱら一眼レフである。

 

フジの花

久しぶりのアップ=3=3=3  今日朝玄関前に出ると紫の花が咲いていた...7~8年前に讃岐の海岸寺の境内で拾った藤の種を埋めていたのを思い出す。それが芽を吹き、だんだん成長してついに今年開花するまでになったのである。別の蔦に紛れて今まで生えているのさえ知らなかった...まだ五分咲きだがこれから毎年楽しめるようになった。

 

沖島へ

毎年恒例の沖島サクラを求めて行ってきた...予想通り満開で、久しぶりに最高のタイミングであった。隠れた穴場の情報は広がって見物客は年々増えている。それでも10-20名程度で気楽に楽しめる。写真は島の標準木「ヤエモンサクラ」で今が満開である。あと数日は島全体が桜花に包まれる。ベンチに座っていても桜の香りが感じられる。

 

浄瑠璃寺へ

花を求めて1ヶ月ぶりに浄瑠璃寺を訪ねた。ここではサクラは多くないが春の庭園を眺めたかった。門前のソメイヨシノは満開で散りもしていない最高の時期だと思われる。参拝客は例年と比べても多くない。

参道の横の庭園に入ってみる...モクレンの大木が真っ盛りである。普段は地味な場所だが、春には様々の花が咲く。

庭の一角に日本式のサウナ小屋が展示されていた(もう朽ちかけている)。これと同じものを滋賀の博物館で見かけた。

境内に入ると1本だけ低いサクラ(葉が同時に出ているのでソメイヨシノではない)が咲いていたので本堂を背景に撮る。

本堂前まで来ると、また寺の猫が国宝の建物を徘徊していた。半飼育の野良猫は最低でも5〜6匹いる。

塔の前から本堂を見る。参拝者はやはり極端に少なく普段の日曜より少ないぐらいだ...皆サクラの名所に行ったのか ?

池畔に降りて塔を見上げる。まだまだ木々は眠りから覚めていないようだ。

灯籠も重文指定で、池の向こうと対になっている。どこでも同じだが、この灯籠も部位によって時代差が見られる。なにしろ千年単位の文化財で、つどの修復を重ねてきたのだろう。

門前のソメイヨシノもほぼ満開で散り始めていない。 今回は一眼レフとズームで出仕したが、やはり重くてミラーレス機かLeicaにしたほうがフィールドワークでは良いと思った(もう70歳を超えたのだから...)。

 

Nikon D750でサクラ見物

今日は用事で出かけたついでに神社に寄ってみた...やはりシダレザクラは満開となっていた。同時に境内には照葉樹の落ち葉があふれていた。落葉樹は晩秋に、照葉樹は春に葉を落とすのである。曇り時々晴れ、Nikon D750+AF Nikkor 24-85mmF3.5-4.5Gでの撮影である。

満開の名物シダレザクラ(曇っていたのでシンクロさせた)。

豊かな開花と見せたのは撮り方で、実際は例年より花の数は多くないし、樹全体にも元気がない。また来年の楽しみとしよう。