橋本院 2

高天寺橋本院 | 御所市

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無住寺ではないが、観光コースから外れていることと(やはり不便)長年の種々の理由で荒廃が進み、少し改修や整備がなされつつあると言っても、まだまだかつての繁栄はうかがえない。ただ、観音堂脇に灌木に囲まれて槇の古木が立っていた…寺の歴史を苗木の頃から見てきたのだろう。そこへ山の向こうから葛城古道(今はハイキングコースとしても寂れている)を歩いて、日傘を差したひとりの婦人がやってきた。そして筆者に「ここは橋本院ですか?」と尋ね、高天彦神社への道も聞いてきた...どうやらどうやら遠くから来て(言葉も関東のアクセント)葛城山系の麓の歴史探訪のためにひとり歩いているようだ。

また大師堂を別の角度から...荒れた寺の奥より、葛城山系を向こうに見たここがいい。寺と山の間には、まだ現役の棚田が続いている。

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高鴨神社 2

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高鴨神社の森の中へ...稲荷社が池のほとりに鎮座している。あたりは鬱蒼とした森でほとんど人は来ない。ただひとり中年の婦人がお詣りにきていた。

高鴨神社

社務所横の仮設の小屋があり、樹脂製の屋根を通して新緑が綺麗だった…神社のHPにもあるとおり、ここは名物のサクラソウの展示場である。この時は残念ながら、花は終わった直後で鉢は片づけられていた。次は4月下旬に訪問しよう。

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高鴨神社

 

葛城:高天彦神社

高天彦神社

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橋本院の近くのやはり高い場所に高天彦神社がある。現在は小さな神社だが、参道の重厚感はたいしたもので、両側に杉・檜の大木が並んでおり、往事の繁栄をしのばせる。1本の木の根方には大きなうろがあり、そこにも神が祀られていた。背後が神社、向こうには駐車場があり、更にその先には「蜘蛛窟」と呼ばれる、一言主神社(今回は寄っていない)の蜘蛛塚と並んで、この地方を支配していた先住民「土蜘蛛」と思われる人々の遺構がある。

神社の休憩所で大休止、高度があるため参道を除き空は広く明るい。静けさのなか、パタパタと4ストロークエンジンの音が聞こえてきたのでシャッターを切ると近所の農家の婦人が狭い道を走っていった。Canon EOS Kiss MのAFはスポットにすると速度・精度共にとても良好である(ワイドレンジにすると確度が落ちる)...うまく画面におさまった。

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葛城:橋本院

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山麓の中腹の集落の狭い道を抜けて、村はずれの橋本院に着いた…景色も良く静かな寺で、とても清涼感があった。観光とは無縁の場所だが少し駐車場や境内の整備に取りかかっていて、いずれは有名になるに違いがない。ここの山門の脇に大師堂があって葛城山系が間近…ここより先は民家も道もないためずっと分水嶺の尾根まで木々しか見えない。

別角度から…少し山に上がっただけで気温は低く、シャクナゲやその他の花が散らずに残っていた。今回の旅は風の森峠から北行して素朴な寺社を4軒訪ねる半日の旅である。

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葛城:高鴨神社

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次は船宿寺から車で15分ぎかり走って、このあたりでは大きな高鴨神社に行く=奈良はどこでも遺跡・遺構・古寺・古社が多く、撮影には事欠かない。ここは駐車場脇に小さな資料館や茶店まである郷社で、社殿は鬱蒼とした森に囲まれている。観光地ではないため人は少ない。

ここでも新緑は美しい。秋になったらまた来たくなるような緑の夢のような場所だ。向こうは重文の本殿である。左には新築成った立派な拝殿があり、白木の輝きがまだまだ残っている。

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葛城古道

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船宿寺の境内から山の中腹を葛城古道の跡が通っている…ごく一部の200mm程度だが、そこから見える景色は見える景色は寺から見たよりも更に雄大である。境内のツツジは散っていたが、道ばたのモチツツジ(もちろん野生種)の群落が新緑に映えていた。

そして古道には散ったオオデマリの花が一面に落ちていた。木漏れ日の道を風が吹き抜ける。

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葛城:船宿寺

船宿寺

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花の寺で地元(葛城=御所市)では有名な船宿寺に行った。特にツツジシャクナゲが丁寧に育てられているが、風の森峠にも近く寒いはずなのに京都の筆者の家の近辺よりツツジの季節が早く、すでに完全に散っていた(当方では終わりかけだがまだ咲いている)。もうひとつ「船路集落」の「船宿寺」というキーワードに興味をもったからでもある。寺縁起の磐船信仰のことは後世に付けられたことだろうが、おそらく古い時代、舟運か船材の供給地に関係があったものと思われる。その証拠は発見できなかった…また次回来て、今度は船路集落をじっくり見てみたい。ここは大和川水系吉野川(紀ノ川)水系の分水嶺でもあるので、両水系の舟運の中継点の船越のような場所=つまり船で来た荷を荷駄にして山越えをして反対側の舟運につないだ場所である可能性が高いのである。今は葛城山系を前に葛城盆地を見渡せる静かな場所である。

本堂に「花菩薩」の像が飾ってあり、花の寺としての覚悟が表されている…檀家離れの続く時代、観光的な色彩が濃くなっていくのもいたしかたないと思う。拝観料・駐車場は無料(本尊拝観のみ有料)で、この景色を堪能できるので来訪者も増えることだろう。

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EF-M 11-22mmF4-5.6のフィールドにおける実力を見ることも兼ねて、今回はワイドズームだけで撮影した。結果は風評どおり非常に良いことも分かった(ボディ設定も煮詰まってきた)。

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長谷寺の続き

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先日も来た五重塔の上にまたやってきた…さすがに人はほとんど来ない。たった12日間の違いで新緑はいよいよ濃くなっている。

また山門へ...外へ出ると再入山はできないので、また境内の奥へ戻ることになる。山肌に点々とお堂やお社が建ち、道は複雑に交差する…あちこちに各種の花が咲いていて、飽きることはない=前回も3時間、今回も3時間歩き真綿。

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愛染堂

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愛染明王堂...ここは撮影禁止ではない。その代わりUVカットのためのブルーコーティングされたガラス板で蓋がなされている(最近のことだ)。ガラスに長谷寺の向い山の景色や鐘楼の屋根が写っていて、それも一興である。この他、地蔵菩薩像や大黒天堂にも同じようにハードな透明度の高いガラスが入っていて、保全と参拝者への配慮に努力しているのが分かる。

愛染堂の隣には三柱明神の社があり、神仏混淆時代のままの風景である...観光的には少し控えめにだが、手入れは寺がきちんとしている。珍しい赤い新芽のカエデの大木が植わっている(筆者の庭にもある)。このあと夏に向かって緑に変わり(この木もかなり緑になっている)秋にはまた紅葉となる。

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長谷寺の舞台

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2年前に来たときはCanon EOS Kiss X7、珍しく祈祷の風景が見られた。EF-S 10-18mmF4.5-5.6の性能はズーム比を控えめにしたからか、価格の割に素晴らしく良い。

今回はCanon EOS Kiss M、TV局の取材である。きのうはたくさん歩いたので今日は休息とした。次はEF-M 11-22mmF4-5.6もフィールドで試してみよう。

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