夫婦岩を抜けると狭いが展望所と休憩所がある。夫婦岩の右側はこのようなオーバーハングの断崖で（人工的なものではない）下に今登ってきた社や坊が点々と見えている。展望所からは湖東の近江平野が一望できる。南面しているので琵琶湖は見えない。休憩所もせいぜい１０名が座れる程度の広さだがガラス張りで冬でも風は避けられる=土地がないため屋根のある休憩所は二ヶ所しかない（それもあってか、派手にしなければ飲食も可である）。この広場は清水の舞台と同じ構造で平地になっているのではなく、崖の中途に柱を何本も建てて、その上に台が乗せられている。
そして青年の礼拝している場所に奥の院（実質的な本殿）が、やはり絶壁に建てられている…ここに太郎坊天狗が祀られているのである。神官が一名常駐して、お守りやお札を扱うだけでなく祈祷なども実施している。道は元に戻るのではなく、崖の下へ続く細い階段を下って七福神巡りをしつつ駐車場の方へ降りていく。
