東京 1

f:id:xnagy:20190416222315j:plain

東京に来て、まず立ち寄るのが上野公園、もう20回ぐらいは来ている。サクラはあらかた散ったが、花見の飾り付けは撤去されていない。「せごどん」が終わって西郷さんの銅像まわりの人も少なくなった。ドラマ放映中は人で埋まっていたのだが…。

清水寺の舞台から弁天堂を見る位置に、東京での写真ワークショップ(足かけ8年が過ぎた)が始まった頃植えられた、江戸時代の風物である「月の松」もすっかり根付いて葉や枝を伸ばしている…散り残ったサクラと咲きつつあるツツジ、花の季節がやってきた。

f:id:xnagy:20190416222331j:plain

 f:id:xnagy:20190416224040j:plain

東京へはSONY α7-II+SAMYANG AF24mm/F2.8で行った…歩くためなるべく小型軽量カメラが良くて、α7R-IIならその解像力にSAMYANG AF24mm/F2.8が負けて、解像性能が変わらないのにファイルサイズばかり大きくなるため、ちょうど良いこちらとなった。暗くて小型レンズを各メーカーに希望したい(最近は付加価値の高い=価格の高いレンズがレンズメーカーも含めて増えている)。

能登へ

f:id:xnagy:20190415234125j:plain

のと鉄道:西岸駅(別名「小牧風駅」また別名「湯乃鷺駅」)にて、サクラは満開である...2年前のアニメファンで溢れた構内も今回は2-3名である。天気予報は外れて今日の能登は晴れたり曇ったりでちょうど良い季候だった(風強し)。東京と同様、年度初めの忙しさから解放されてホッとしている...順次これから紹介したい。

東京から帰った翌日から(4/14-15)能登へ取材に行った。それほど疲れは感じないがめまぐるしい4日間だった。東京(都会)は写真ワークショップで先生役、能登(そうとうの田舎)はフィールド写真家としての活動...その立場や場所のギャップに付いていける間は大丈夫。

f:id:xnagy:20190318231429j:plain

カメラは東京はα7-II+SAMYANG AF24mm/F2.8、能登Nikon Z6+NIKKOR Z 24-70mmF4...どちらもほぼ同じセンサーだがボディやレンズが違う。東京は歩くので軽いシステム、能登はほぼ車移動のため重いシステム、まぁこんなところだろう。

東京

4/12-13の上京で、谷中・千駄木・根津と歩いた。帰ってすぐに明日からまた旅なので、帰ったら順次紹介しよう。

f:id:xnagy:20190413225358j:plain

谷中霊園のロシア人達…このところの寒さでサクラも散り残っていた。

f:id:xnagy:20190413225412j:plain

千駄木・団子坂にて…今日は暑くもなく寒くもない快適な1日で人も多く出ていた。

f:id:xnagy:20190413225427j:plain

根津神社ツツジ園…全体としては五分咲きだが日当たりの良い場所は満開で、二度目の来訪でなんとか見られた。次の土日が全山満開となるだろう。

 

岡寺 2

f:id:xnagy:20190411200502j:plain

この池に暴れ龍は封じ込まれて、岩の栓をされている。そのはずだが高台に上がって寺域を眺めると本堂の裏山が土砂崩れを起こしていて、いまだに臨時的な対策しかなされていない。画面には写っていないが他にも大小の崩れがあり、山門付近から重機を入れて改修工事は始まっている。筆者の歩く尾根と本堂裏の尾根の間の谷筋のわずかな平地に立地していることが分かるだろう。

f:id:xnagy:20190411200528j:plain

 

サクラ見物 4

f:id:xnagy:20190410174313j:plain

早朝5時に雨音で目が覚めた...それから数時間の豪雨で九分咲きだったサクラの花が満開前に散りつつある。午後の小雨の中、近所の神社へシダレ桜を見に行った...このとおり満開前なのに散り始めていた。「早い、早い」と言われていたが筆者の地方では例年より開花(と言うより開花から満開まで)が遅かった...それでも雨のサクラも良いものだ。

こちらは通称「自衛隊桜」=以前、自衛隊の官舎が建っていた付近に植わっていた桜で、隊員の家族も民間人も一緒に花見を楽しんだものである(ここでは住民と融和政策をとっていた)...しかし例の9.11事件以来、官舎は取り壊され駐屯地内に移転し、あとに残された桜が毎年咲いてはいるのだが花見はなくなった(この桜並木の向こうに門がある)…

f:id:xnagy:20190410174354j:plain

Canon G1X-2で撮影、とても使いやすく好ましいカメラである。コンパクトではない1.5インチコンデジ(m4/3よりひとまわり大きなセンサー)...24-120mm相当のレンズがボディと最適化され破綻がほとんどない。デッド品となって価格が発売時の半額となり、発売時の1台に今年1台買い足した。

f:id:xnagy:20190215150702j:plain

 

岡寺 1

f:id:xnagy:20190409185929j:plain

壺阪寺のあと、せっかくなので近くの(と言っても山中なので歩いては行けない)岡寺へ立ち寄った。たまたま団体がやって来て住職も大いに熱弁をふるっていた。奥に見えているのが本尊の丈六・如意輪観音座像(塑像)である。西国三十三所札所のひとつで、創建1300年が経過している。

岡寺

奥は創建以前からの霊地で、竜神が池の底に封じ込まれている…ここは谷筋の水場で昔は氾濫を繰り返していたのであろう。現在も昨年の大雨・台風でこの寺域は大きな被害をだしている。

f:id:xnagy:20190409185949j:plain

 

サクラ見物 2

f:id:xnagy:20190407204836j:plain

普賢寺から15分、綴喜郡井手町の木津川支流の玉川河畔に到着...ここはローカルな観光地として近在ではもっともサクラ並木が美しい。もちろん手入れがなされていて良い空気と水にも恵まれて毎年「さくら祭り」が開催されている。交通の便が良くないのと駐車場や道路整備が遅れているため近在の人が多い。今年は天気も良く人出は例年より多いようだ。夜にはライトアップもなされ、出店も出るようだ。木津川との合流点から1kmぐらい遡るところまで堤防の両側にソメイヨシノを中心にヤマザクラなども混じって桜のトンネルが続いている。もとは全国の河川もそうだったように氾濫の多かった川の堤防をサクラの根で固める意味で植え始められたものだろう=現在は護岸的な意味はなく、土の下はコンクリートで川床は固められている。

f:id:xnagy:20190407204911j:plain

第28回井手町さくらまつり

Z6のコントラストを1段上げたら描写が硬くなりすぎた...やはり状況によって細かく見ていかねばならない。

サクラ見物 1

f:id:xnagy:20190406210557j:plain

今日は少しデスクワークをこなしたのち、pm3-6で近在の名所(田舎に住んでいるので、どこへ行くのも楽である)3ヵ所を巡った。まずは京田辺の観音寺(普賢寺)へ…本堂内は冬に行って住職に話を聞き、本尊を拝ませてもらって「春にいらっしゃい」でやってきた。自宅から車で20分、このあたりとしては人や駐車が多い…住職の言うとおりちょっとしたローカルな名所のようである。サクラは満開ではなく八分咲きと言ったところか…この陽気で1-2日ぐらいで満開となるだろう。しかし参道前の広い菜の花畑(これも休耕地を観光用に作ったものだろう)は満開で比較的近隣の人達がたくさん遊んでいた(店などはない)。普段は寺にお詣りに来る客だけでひっそりしている普賢寺地区も、この季節は春の賑わいがある。

f:id:xnagy:20190406210618j:plain

山城地域の国宝(大御堂観音寺)

いい国宝の観音像が間近で見られる。

 

壺阪寺5

f:id:xnagy:20190405212112j:plain

巨大ストゥーパの中に入る。こちらはインドから石仏職人を招いて造られたそうだ…正面は釈迦如来だが左に千手十一面観音立像が建ち、奥に無数の小さな仏像が祀られている。

像の背後から見るとこうなる。釈迦如来の右には聖観音座像がレリーフされ照明の色が少し違っている。外からの自然光線と中の複数の人工光線にAWBはよく付いていっている。Nikon Z6の弱点は黒の締まりが足りないことと見た。設定のコントラストを上げてみよう(現状でも+1)。ダイナミックレンジを広げるとこのようなところに不満がでる。コントラスト+2とした。

f:id:xnagy:20190405212144j:plain