ふたたび四条通へ

歩いているうちにいつの間にやら市境を越えて生野区に入った。店舗はぐっと減って住宅が主となっている…左右の道を見てもどこまでも古い家が続いている。軒下の構造に特徴があり、増改築を繰り返しながらも便利(地下鉄が通った)で静かな住宅地として残っているのだろう。マンションはほとんど見あたらない。

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ちょっとした公園…しかし「遊び場」と書いているように公園ではなく、大阪市の管理する空き地を町会・子供会に開放しているのである。実際布施側では進みつつある道路拡張のための土地を市は確保していっているのである。したがって遊具などはなく目途が立てば道路となる未来なのである…向こう半分程度は公園になるかも知れない。

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赤穂:尾崎八幡宮大祭

今日は近年にない超ハードなフィールドワークとなった。朝6時に起きて京都から赤穂の祭りを取材したのである…もちろん事前に調整をして公式の取材である。実際は交通時間が片道3時間以上かかるため、am11-pm7の撮影となったが8時間もの間撮り続けるのは初めてかも知れない。全部で動画も含めて5000カット(もちろんjpegオンリーで64GB)…神社の腕章をつけて肉薄できた。

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ところが電子シャッターで連射をこれだけ続けるとオーバーヒートかバッファメモリー不足か、カメラが何回かフリーズした(しかし64GBも撮ったにもかかわらずバッテリーは3個で済んだ=電子シャッター連射の方が電気を食わないのか?)バッテリーを外して強制終了となり読み込み中の数カットは残せなかった…やはり祭りの撮影は小型カメラでは無理なのかと感じた=しかし重いフルサイズ一眼レフでは体力的に8時間保たないし、祭りの会場(この場合は神社境内・拝殿:御旅所:沿道など)の各部で色々な祭りや儀式が行われるのに身軽に動けない。なんとかAPSカメラでプロ用など出ないものだろうか?FUJIFILM X-Pro2は持っているがProとなっていても連射は心もとない。

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α6300+Zeiss Vario-tessar E16-70mmF4...決して古いボディではないがプロユースには無理である。ひょっとしたらα6000の方がこういう撮影にはいいかも知れない。

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おそらく発売され次第、Nikon Z6を手にすることとなる。Canon EOS Rが本命だったが実機を触るとボディ・レンズが大きすぎて軽快感がなく断念…Nikonが断然使いやすそうであった。

万代百貨店

大阪ではこのような商店街には(ある程度はやっているのが条件)必ずあるのが「万代百貨店」...現在はマンダイと言うのが正式な名前らしいが、お客さんにとってはまだまだ万代百貨店...昔はあまり綺麗でもない市場だったが、それなりに近代化をとげて商店街の中心をなしている(もちろん上場企業)。

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その近くにはまた妙な店がある。夜は飲み屋になるらしいが昼間は大時代がかった台に野菜や果物を並べて商っている…しかし値段がハッキリしないし、呼ばないと女将は出てこない。売れるとは到底思えないが、よそ者の私と違ってごく近所の知り合いだけと商売しているようである。

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屋台のような店

通りを歩くと住宅と店舗が入り交じったような風景である…店といっても家の前を改造したようなものが多く、完全に道にはみ出して(当然不法占拠)露店のような店構えである。道路に駐車させないようにラバコンまで置いている…しかし「安い!」。

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ここなども自宅前にかなり大きく道路へ出てきている。店名のない店も多い。ここは台の下にコロが付いていて店じまいとなると、台ごと中へ引き込む仕組みになっている。次回通るときには一度食べてみよう…「たこ焼き8個200えん」。

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フルサイズデジタルカメラ二態

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今日、用件があって梅田に行き、時間の合間にヨドバシに寄って、この組み合わせで(SONY αのみα7-III)実際に動かしてみた。SONYはボディは小型だし慣れているせいもあって良好…しかしレンズがあまりに大きく重いためにバランスはもっとも悪い。Canon EOS Rはいかにも大きく違和感があり、特にレンズは太くて持ちにくいと感じた(ミラーレスの軽快感はない=実際は軽い)。見た目はNikonが最も洗練されていて持ちやすさも一番だった。メカニカルのシャッターを切った感覚はCanonが一番で、Nikonは一眼レフでも感じたギクシャク感があり、SONYは少し時代遅れな印象だ。ファインダーの見えはSONYがキレイと感じるが、実際の記録画像と異なる場合が過去のモデルでは見られ、その意味ではNikonCanonは写った色やコントラストとの差が少なく一眼レフライクにしているのかも知れない(これは憶測)。あとCanon EOS Rはバリアングルモニターで裏向きにたたむとモニターが見えなくなり私には好都合=設定はEVFとボディ上のサブモニターで充分可能だ。今回のフルサイズフィーバーで私はCanon EOS Rを選ぶつもりだったが、これはあと数年のプロとしての勝負するカメラとしての基準でのことであり、そういうしがらみ(持っている他の機材や撮影目的 etc....)がなければNikon Z7(更に言えばまだ見ぬZ6)を選ぶだろう...理由は一番人間工学的な見方としての持ちやすさがあるのと、操作がもっともしやすかった点である。と言うことで最後の業務用カメラの決定は先送り。たった15分程度の撮影だが、3台を独占して使わせてくれた店の人に感謝したい。

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これはフェイク画像かも知れないが、レバーでシャッターチャージをする(それは勘違いで単なるサムレストだった=世界のLeicaがこのようなことをしてはいけない、サムレストではなく本当は飾りにすぎない...もうLeicaを選ぶ理由はなくなった)モニターレスのLeica M 10-Dのスタイルである。プロから上がったあとの老後のカメラには、こういうのが向いているように思う…しかし。


システム復活しましたm(_ _)m

ストリートスナップ

今日は本当に久しぶり(10年ぶり?)に、特に目的なしに鞄にコンパクトデジタルカメラを放り込んで、仕事がてらの道すがらにスナップをしてみた。東大阪市:布施四条通商店街から市境を越えて、大阪市:小路までの15分間の旅を数日間かけてアップしよう。商店街は老朽化した建物も多く、今年の数次に渡る台風被害が目立った。それだけではなく再開発の動きも遅まきながら始まっている。

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商店街は四方に伸びていて、往事よりは客足は減ったものの、それなりに商売を転換・工夫して今でもシャッター通りではない。この店は夜だけの営業らしい。

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カメラはOLYMPUS XZ-1...往年の1/1.7サイズのCCDセンサーである。現在のRX100のようにポケットに入る大きさではないがレンズを引っ込めると鞄には楽に入るし、ボディがしっかりしている分、レンズが伸びてもバランスは悪くない。今回は小さくするためにファインダーは外して持ち出した。

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10/15

Zeiss Hologon 16mmF8 T*の優しい今日の夕暮れである。アトリエの窓から…

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今日は誕生日、特に何事もなく終わった…取りあえず写真を始めた10代から今日までのことを考えていた。通過点とはいえ気が付くと写真を撮り続けて50年近く経ってしまった。あと4-5年でプロの仕事はお終いにしようとも思っている(H.C.Bも70歳でフィールド写真家を終えた)。逆にその間に未完の2-3のテーマを終わらせなければ止められないため、残りは少ないがまだしばらくは頑張らないといけないだろう。

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Leicaの革ケース

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物置を整理していて大事なものを発見…約40年前、アメリカに武者修行に行ったときに、ある日系米人の婦人を助けてあげて(引っ越しの段取りと手伝い/Uホールでシカゴからヒューストンまで運んだ)お礼に貰ったLeica IIIfのケースが出てきた。亡くなった旦那さんの父親の形見だそうで、当然ながらまったく使えなくて(素人なら無理)置きっぱなしになっていたLeicaを当時コマーシャルカメラマンだった筆者に託したのである。どんな気持ちで渡したのか今も分からない(別の話だが日本でも亡くなった父の形見のLeica IIIf+ズマリット50mmF1.5を託されたことがある)。レンズはズミタール5cmF2が付いていた=もちろん今もボディと共に健在。ケースは40年前ですら30年ぐらい購入から経っていて傷んでいたためにカメラから外して置いておいたのである。持ち主のイニシャル"J.B."は今となっては誰か分からない…イギリス系のアメリカ人とだけは聞いていた。今日これが出てきて思ったこと...私も年月を経て色々な経験をしてきて、そろそろこの革ケースと同じになってきたな、と言うことである。さっそく手近にあったIIIaにセレナー3.5cmF3.5を付けて今日の記念撮影(^_^) 機械も筆者もよく頑張ってきた。

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東照宮第一売店

東照宮 第一売店

上野動物園前のパンダ焼き「桜木亭」が閉店して、一時衰えていたすぐそばの東照宮第一売店が盛り返してきた。前は老夫婦が営業していたように思っているが、このところ中年の人が店にいる。店裏の改装工事もしているようで拡張方向なのだろうか…上野公園に来てスターバックスはないだろう。やはりこの雰囲気が似合うように思う。「第一」とあるが第二、第三はどうなっているのだろう?

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すぐ脇の植え込みのヤツデが元気で育っている。次の上京では上野ではなく巣鴨あたりを歩くことになる。

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