Fuji finepix S3pro / NIKKOR 18-55mm/F3.5-5.6G-II VR

今度はFuji finepix S3proのテスト。2004年発売の写真館御用達のプロ用オールドタイマーカメラである。電池は単三4本で、今となってはカット数に心配するものだ。縦位置グリップ一体式で、その中にバッテリーが入っている。操作系は今のカメラとはまったく違って、扱いにくいことはなはだしい。

レンズは比較的新しいNIKKOR 18-55mm/F3.5-5.6G-II VRだ。

FUJIFILM FinePix S3 Pro

いつものF5.6/ISO200/AWB/18mm/1mでの撮影。スタンダードモードながら色は濃い。赤は飽和気味である。それでもちゃんと写っている。

上の切り出し…当時としてはかなり画素数が多く(1234万画素)プロ用の力量が感じられる。これならまだ十分通用する画質だ。まだ実験していないが、問題はバッテリーをたくさん持たねばいけないことぐらいだ。デジタルカメラ黎明期のこの頃は1日1000カットなどとは考えられない(つまりフィルム時代の1日100カットまで)時代だったのである。

望遠端F5.6で手持ち撮影…特に触っていないが露出もピントもボケ具合も、ボディ・レンズ共に破綻を見せない。フィルム時代のF80をベースボディとし、同様のD100とは中身はまったく違うが兄弟機である(もちろんスペック的にS3proが上)。発売時は26万円もしたボディで、まさにプロ用の高級仕様だった(現在2台所有)。