東畑へ

 

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初めてFUJIFILM GFX50S-IIを持って外へ出た。ここは隣村:東畑である。まず記念すべき最初のカットは運送会社の配車場の大ヒノキである。管理者に聞くと40年ぐらい前に植えられて、手入れを続けてきたとのこと、普通のヒノキならズンズン上に伸びて下には葉は付かないのだが、ここでは殺風景になりがちな運送会社の敷地にうるおいをもたらそうと植えられたものらしい。秋にも関わらず新緑のような輝きを持っていた。FUJIFILM GFX50S-II…色は派手気味で画像も硬い、設定はまだこれからだ。

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配車場横の廃屋となった幼稚園、ここは昔あった町村合併の前は独立した村で、学校もあったようだが、もう当時の様子は見られない山奥の僻村となっている。ただし山間の広い範囲に家々が点在し、まだ全体を歩いた訳ではない(車で入りにくい場所が多い)。

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いちばん高台に東畑神社と並んで専光寺が村を見おろしている。ここはたまたま2年ばかり前に役場の調査委員が見回っていたのに出会ったが、その後山門の修復がなされてきた。もちろん文化財的な価値を認められてのことである。現在1名の大工さんが作業に当たっていて来年3月には竣工するとの話である。

東畑村

FUJIFILM GFX50S-II+FUJIFILM GF35-70mm/F4.5-5.6WR、なかなか設定が難しいし、操作感も中判(この呼び方は不適切なので、今後は44mm判と呼ぶ)カメラらしく、なかなか面倒である。持った感じとしてはボディに比してレンズが太くてバランスは今ひとつでグリップの形状も馴染めないために、構えたときにグラグラとした感じである。AFは想像より速く使用上問題はない。レリーズ後の読込がとても遅く、ファインダーのブラックアウトが長くてやきもきする(SDカードを最速のものに替えると解消した)。ホールディングは慣れれば何とかなることだが、44mm判(jpegで1枚30MB前後)としては仕方ないとしてもファームアップで多少でも読込速を上げて貰いたい。そしてこれは買っておいてなんだが、言っておくべきことはプロや展覧会希望派の人を除いて必要のないカメラである。上記撮影の面倒さに加えて、撮影後のRAW現像や画像処理・データ保存をしようとすれば間違いなくPC買い替えが前提となる。たいていの人は35mm判(これもフルサイズと言う呼び方は必然性がないため呼び方を変える)で充分、あるいはAPS-Cやm4/3で良いと思われる。なおバッテリーがX-T4用のモノなのでやや弱くて、EVF撮影、設定を触りつつ、1個で300カット程度と思われる。したがって筆者の場合、このカメラだけなら(もちろんサブカメラは持てないが)ボディ内も含めて最低3個、できれば4個ということになる。ただし売れ筋のX-T4用なのでサードパーティから1個1500円程度で多種出ている。そしてサードパーティバッテリーも今のところ問題なく使えている。

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