マクロレンズの第二弾…今回はマクロレンズとして昔から定評のあるTAMRON SP90mmである。接写性能だけではなく普通撮影でも良い結果を出せるレンズとして（当時の純正マクロレンズの多くは普通撮影では芳しくない結果だった）サードパーティとしては異例の成功を収め、この人気は「タムキュー」の愛称で現在も続いている。
Canon 5D-III/ISO200/F4/AWB...さすがにフルフレームレンズ、この距離ではF4であってもピントは薄く、時計を少し傾けただけで中心以外はボケている。マクロレンズとしてはボケ味が軟らかく（特に後ろボケ）、ポートレート用レンズと称される由縁である。筆者はポートレートを撮るわけではないが、接写・複写の正確性（テレセントリック特性）と普通撮影での立体感を求めて、あえて純正ではないこのレンズを買ったのである。接写の場合、ＡＦに関しては遅めで遠近競合も起こるため、画面での注意深い確認は必要である。
