また脱線…FUJIFILM XC15-45mm/F3.5-5.6PZのテストだ。似たような構造・仕様のSONY E16-50mmF3.5-5.6PZと比べると格段に良い（まぁボディやエンジンの違いもあるが…）。撮影はすべてアスティアモード＝これが最も気に入っている。レンズ前面と鏡胴の隙間に白い点々が見えるが、埃でもバル切れでもなく、隙間から何か分からないが中の機構の一部が見えているのである。
ワイド端にて絞り開放、周辺部こそ兄貴分のFUJIFILM XF16-80mmF4WRに比べると甘さがあるが、SONY E16-50mmF3.5-5.6PZと比べて中央部～中帯部は絞り開放からかなり解像している（SONYの場合F8程度にしないとピシッとは来ない）。XCレンズと言って侮れない高性能レンズだ。
上の絵の中央部を切り出した。15mmの絞り開放としてはまず申し分がない…更にF5.6～F8に絞ると周辺も同程度の解像線となる。
逆光（この時は光が弱かった）ではややゴーストが見られる。この点はFUJIFILM XF16-80mmF4WRに及ばない。AFも速いし描写も良い、そしてボディも好いのに何故か使っていない…FFカメラばかり触っているとAPSカメラは頼りなく感じる（本当は問題ない）のだろうか？
