ZUIKO 9-18mm/F4-5.6

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遂に今日、最後の4/3実用レンズがやって来た。ZUIKO 9-18mm/F4-5.6である。これで望遠系レンズや筆者にとって不要なレンズ以外は揃った。極上品なのだが少し高くて(と言っても25,000円=定価は7万円以上)躊躇もあったが「サラダ記念日」として導入した。現物を見ると説明通り「新品同様品」でフード/保護フィルターまでほぼ無傷で付いてきた。7-14mm.11-22mm.10-20mmがあるのだからイイではないかと思う人も多いだろうが、そこはOLYMPUSの純正レンズの第二期バージョンレンズで軽量化とAF速度の改善(特にライブビュー撮影時)を達成したレンズとして重要な気がする…"Leica"旧レンズと同じで、4/3規格が終了して10年近く経つと歴史を追いたくなるのである(そしてほとんどのレンズ・ボディの価格下落)。第一期のレンズ群は大きなレンズで、OLYMPUSも語っていたようにテレセントリック特性の追求が最大の狙いで造られたモノで、他社FFレンズ並の大きさであった。ワイドズームはSIGMAも含めて4本となったが、それぞれに違いがあってシゴト外の撮影には楽しみが増えた=ボディもOLYMPUSの開発には短い期間にも関わらず多様性があり、それらとの整合性も面白いのである。OLYMPUSの古くからのコンセプトの「小さなカメラで良い画質」(Leicaと同じ考え方)は、4/3やm4/3だけではなく、60年前のハーフ判コンパクト"ペンEE"、ハーフ判一眼レフ"PEN-F"や"OMシリーズ"などから一貫しているのである。そんなOLYMPUSを高く評価したい。

Four Thirds | フォーサーズ ワイドレンズ|

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曇り日…絞り開放F4/9mm=多くの4/3レンズと同様にテレセントリック性能を発揮して開放から隅々まで安定した画像である。その代わり絞ってもそれほど画質は伸びない。OLYMPUS E-510のAWBもちょうど良く効いているようだ。

Four Thirds│フォーサーズ│カメラボディ