行基像から北へ

『行基像』

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以前から奈良での待ち合わせの場所、近鉄奈良駅前の行基像付近。何十年も見ているが像以外の景色はかなり変わっている。奈良市内の最大の商店街「東向商店街」は変わらず観光客の通り道として繁栄しているが、中の店は時代と共に変化しているようだ(45年前から来ている)。

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そして今回は珍しく駅を北にとって、奈良女子大の方向へ歩いた(長年の間に二度目だ)。最近このあたりは再開発で新しい店や若者相手の商売が増えてきたと聞いていた。以前はこのような古い店と古い家が建ち並ぶ、京都の裏町と似たような街であった。今も半分は寂れた昔の雰囲気は残っている。

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やはり古くからの洋品店へ、以前と変わらぬ郵便カブが止まっていた。顔なじみの配達員と初老の女将さんが手渡しで郵便物を渡し、談笑を交わして次の店に寄る…そんな風情で、奈良市街地の好さが残っているのは嬉しかった。20年近く前に、変貌する奈良市街(観光の道とは違う生活の道)をくまなく歩いたときの記憶が蘇ってきた。このHP本編の前の方に少し書いている。