Nikon D70S

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先日息の根を止めてしまったFuji finepix S3proに換えて、今日Nikon D70Sがやってきた。 D70S Nikonのサイトを見ながら何にしようかと迷っていたが(なにしろ数が多い)APSフラッグシップ系は程度の良いモノが少なく値段も高いので、古い時代のテイストを快調に試すにはエントリー機(あるいは中級機)が良いと考えた。そして型番の横にSなどと書いてあるタイプは改良機なので完成度がたいていの場合高いためD70Sとなったのである。2005年発売、たったの610万画素のCCD機である。届いて見ると、やはりアマチュアの人が大切に使ってきたものとすぐに分かった…各部が綺麗でスレなどもない。これが本体・モニターカバー・アイピース・キャップ・バッテリー・充電器・ストラップ(これだけはカメラ店が付けた)と全部付きで、たったの6,000円なのである。先般の4/3OLYMPUS E系の機械は失われた規格なので(それにOLYMPUSの身売り)安いのは当たり前と思ったが、私の古い認識の「大ニコン」でも同じことのようになっているのだ。

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さっそく悪天候の中、テスト撮影…ここではNIKKOR 18-70mmF3.5-4.5G ED(このレンズがキットズームになっていた=同時代)の望遠端で見てみる。AWBは曇り日に反応して青味が消されているが、少しオーバー気味で黄色っぽい。これは設定を+1青に寄せよう。肝心の解像力だが、画素数に比べてシャープ感がある(絞りはF5.6)し、比較的周辺まで良く写っている。

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上の中央部を切り出した…測距も遅いが確実である。ただし暗い場所ではAFは迷ってしまってなかなか決まらない。写りは充分と言えるが感度はISO200どまりと考えるべきである。400にするとノイズが急に増えてくる。

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接写における測距も遅いが正確であった。白色LED下での撮影だがAWBは標準設定ではやはり濁りがある。しかし!今回の選択は正しかった。