乾谷大師堂

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地区の中心を走る道路から村中の小径を歩く。ワイドで撮っているので広く見えるが、実際は離合困難な道で、住民以外は車では入らない。蔵のあるようなお屋敷があるかと思うと、無住の家もあり、ここでは屋敷地が更地になっている。建て直しで今風の家に変わりつつある。しかし全体としては歩いていて気持ちの良い道である。

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村の中心の場所に来た。ここは十字路で多少の広さがある。ここに六地蔵を祀ったお堂があり、その向こうに最近再建された「乾谷大師堂」が建っている。平城京の時代の創建というからかなり古い…その後平安時代弘法大師空海がやってきて再建したという伝説である。地蔵堂前の井戸も同時期の古井戸と伝えられている。私の街も元は乾谷地区の土地だったが、あまりに知らないことが多すぎる…歩くに限る。

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そして南の村はずれにポンと出る(村中には面白いものが多いが、また別の小径を引き返して見てみる)。田畑が広がる真ん中に古い豪農の家が一軒建っていた。その右には不吉なバイパス道路の建設が進んでいる。そして畑の下を山田川が流れていて、対岸は完全にニュータウンとして開発済みである。この日は暖かく、田畑の整備が始まっていた。