冬カメラ

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今年はコロナ禍や自身の怪我もあって撮影にも大きな支障をきたした。そのなかで近隣を毎週、そして色々なカメラを試してきた。11月から本格的に旅を再開したが、半年に及ぶ渉猟を通じて、これから3月末までの主力カメラはCanon RPにすることにした。本当はCanon 6DやNikon D750の一眼レフ、あるいはNikon Z6/5やα7系を想定していたのだが、一眼レフ+ズームレンズやZ6/5では重く、α7系ではボディは良いとしてもレンズが重く大きいため、引き算でそういう結論となった。昨年までは歩くときはAPSやm4/3などの小型カメラに割り切り、定点的な撮影はFFカメラにしていたが、今年からはほとんど趣味的なものを除いて全ての撮影をFFフォーマットカメラと決めていたために小型軽量簡便で良く写るカメラにしたかったのである。Canon RP+Canon RF24-105mm /F4-7.1はそれにピッタリなことが実写を通して確認された。バッテリーが弱い(最低1日3個は必要)、ファインダーがNikon Z6に比べて見にくい、この2点が気になる以外は絵造りも含めて、私の要望に合致したのである。特にFFカメラとしては「簡便」に写せるのが好い…冬の野外で設定を細かく触ることはないため、Canon RPの適当に撮っても一応サマになる性質が最後の決め手である。またボディ内手振れ補正が付いていないのが小型化につながっている(光学補正で充分な効果)ことやプラスチック多用も良いのだろう。確かにZ6のチューニングされた「コトン」というシャッター音に比べると「ペシャッ」と安っぽいし、バッテリー室とカード室が同じというのも安っぽい…これらの総和で軽量になるのだろう。Canonには更に安価で簡単な"Kiss系"のFFボディや非Lの20-70mmレンズの噂も出ている=α7系からすっかり乗り換えるには上記ふたつの実現が必須で、そうなれば重厚路線のR5/6にも手が出しやすくなる…レンズは今のところキットズームのCanon RF24-105mm /F4-7.1だけだが(これで98%の写真は撮れる)、次年度の製品発表で更に強化することになるだろう=店頭でその他のR機を触ったが、まだ納得はいっていない(性能ではなく持ちごたえが重厚すぎる)。

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さて二度目のテストだ…今日の日没直前、24mmF8での逆光耐性=以前のテスト同様特段の問題はなく合格。

105mmF8での無限遠撮影(上の写真の右上の部分)これもレンズ面の画角外に光が当たっている。まったく問題なしである。

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