SIGMA sd-Q

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今日は考え(これは実地撮影で明らかにする)があって、カメラにとって過酷な条件でテストをしてみた。

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今日の夕刻、曇り日の日没直後。これはjpeg撮って出し(絞りはF4.5)の画像だ。カメラの設定で彩度は一段落としている。

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まずはjpegの中央部等倍切り出し。ブログサイトにアップすると自動的に画質が落ちるので、これより解像はかなり良いと想像してほしい。

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jpeg/RAW同時記録なので、同じ画像からとなるが、RAW現像して中央部を切り出した…jpegなら1枚(L/fine)9.7MB、こちらは標準jpeg抽出で11.2MBとなり、ブログ画像では良く分からないが、こちらがシャープネス・階調性共にjpegに比して良い。高コントラストの時はjpegの場合色ズレが見られることがあったが、ファームアップでほぼRAW現像とjpegでの差は小さくなったと思われる。dp-Qで見られたシャドウ部の擬色の発生も見られない。

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次は初めて実施したのだが、RAWをTIFFに現像して、それをjpeg変換(ブログがTIFFに対応していない)して切り出した画像…元の画像では当然TIFFが遙かに良い画像となるが、1枚120MBとかなり重くなり印刷原稿としては良くても、ネット画像としては好ましくない。そして見ても分かるように画素数が多いためセンサー1個に対する光量が少なくなり暗くなるので高画素機では露出オーバー気味で撮らないといけない(このカメラだけではなくjpegでは自動的に補正される)。ちなみにSIGMA sd-Qに搭載されたDNG形式RAW保存データを現像した結果、SIGMA独自のX3F形式に比べて現像後の画質は一段落ちたので(現像ソフトにもよるだろうが...)ここではとりあげない。そもそもSIGMA sd-Qではjpeg/DNG-RAW同時記録もできない。ともあれメカダストの問題(多少深刻/これも後日書き込む)がなければ相当に能力のあるカメラと思われるが、途中でHも含めて開発が中途半端に終わっているのは惜しい。Lアライアンスに忙しいのか、よく売れるレンズ開発に忙しいのか、FOVEONの限界なのか、それともSIGMAのメカ技術に不完全性があるのか…現在の最新ボディ「fp」はメカシャッターではないし、FOVEONでもない。