ズームレンズに続いて長く眠っていた単焦点レンズも試してみた=EF24mm F2.8 の1stタイプ(1988年)である。現行品ではない。コンパクトでAF速も遅くない=ズームと違ってエレメント全体が軽いせいか、あるいはインナーフォーカスのせいだろう。
6D/F5.6で撮影…古いレンズだが申し分ない像を結んだ。精密なテストではごく周辺の結像が緩くてF8にしないとシッカリとしたピントとならない(周辺光量落ちはF4で解消)…しかしさすがに単焦点レンズ、全体としては開放F2.8から一段絞ったF4で充分使用に耐える画質となる(24-105mmLの開放時と同等以上)。夕刻なので植え込みの下の暗い部分は私の影である。
逆光ではどうだろう(F8)…だいたいが画面左上隅に太陽を置いてのテストだが、このレンズの場合はほとんど問題にならないレベルであった。
無理にカメラを動かして最もゴーストの出る場所を探してみると、太陽を画面中心の上に置いたところでようやくゴーストが出た…普通に使う分には逆光に気を使う必要はないだろう。
このようにレンズ枚数は多いのだが…とてもよくできている。ワイド単焦点の現行品は20mm/28mmと2本あるので、また比較も含めて試してみよう。
キヤノン:EF20mm F2.8 USM...このレンズはもうすぐ終わるようだ。