調べてみると2012年発売のD600のキットズームが、まだ現行品であった。同じ型番の旧ズームより口径が67mm-72mmと大きくなっている…Nikonの良くない習慣で、同じ型番で前期・後期・初期型などとマイナーとは言えない変更(例えばレンズ構成の変更)も含めてレンズがいつの間にか違っているのである。どう改良したのかは判然としない。
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
本来の純正フードはHB-63だが、なぜか大きすぎるため、同じ画角のNIKKOR 24-85mm/F2.8-4D用のHB-25を取り付けている=何も問題はない。
夕刻晴れてきたのでさっそく簡単テスト(24mm/F5.6/D610)...このレンズはレンズモーターのためか風にそよぐ葉の動きに対してAFはやや神経質に反応する。像そのものは新しいレンズのため、そつなく写っている=Canonに比して軟調と思われるがセンサー&エンジンも関係してくるのでレンズ単体の評価にはできないが…しかし、そうだとしても出ている結果は軟調/硬調は揺るがせないだろう。
逆光性能も満足できるもので、ゴースト・フレアも最低限におさまっている。別途持っているNIKKOR 24-85mm/F2.8-4D(絞り値や距離による像の変化などの癖がある)より安定した描写のレンズである。これも24mm/F5.6/D610...D610(D600の代替品)もボディシルエットが古い感じがしてきた。何と表現していいか分からないが、持った時にD750に比してボッテリした感じがするのである。