Nikkor 28-105mm/F3.5-4.5D

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今日はAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)の簡単テストである。2002年発売のレンズなので必ずしもフィルムカメラ用とまでは言い切れないが、基本的にはフィルム時代最終期の少し高級なレンズだと思われる。16枚構成とCanon EF28-105mm/F3.5-4.5 USMと同様に少し望遠側を伸ばすために多くのレンズを必要とした(大きく重くなり、デザインも現行品に近くなっている)。フードは純正、望遠側での遮光効果を少しでも上げるために大袈裟なものである。

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上下いずれも28mmF5.6/Dfでの撮影である。より細密なテストでも同様の結果ではあるが、F5.6の中心部付近ではNIKKOR 28-80mm/F3.5-5.6Dなどよりもシャープ感はない(コントラストが低いと思われる)。しかし実写ではよくまとまっていて絞りによる絵の変化は少なく(周辺減光や像の崩れ)よく調整されている印象だ。

逆光ではコーティングの改良で、レンズ構成枚数が多いにも関わらず、これより古いレンズより随分改善されている。

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