鷲峰山・金胎寺

金胎寺

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今日も郡内の鷲峰山・金胎寺へ春を写しに行った(四度目程度の訪問)…ここは標高685mの鷲峰山(ジュブセン)を中心に修験の場として中世から栄えた寺である。今は大変不便な山奥の荒れ寺(少し言い過ぎだが行けば分かる)だが、京都・奈良・近江に隣接する要衝であった。そのため文化財も多く残り、写真は重文・多宝塔と本堂前のサクラ(標高があるためまだ咲いている)で、庫裏には住職が単身住んでいて、飲み物やぜんざいなどを出してくれる(徒歩2時間以内に店はない/道は軽四程度しか通れない)。10年ぐらい前に色々話を聞いたが、ひとりで寺域の世話をするのは大変な重労働である。

こちらは鷲峰山山頂の重文・宝篋印塔(かなり大きなものである)、ここから琵琶湖が以前は見えた…現在は周りの民営林の木々が生長し、ほとんど見えなくなっているが、地図での距離を感じさせないぐらい、すぐそこに琵琶湖が見えた。また別の場所からは木津川筋から奈良盆地鈴鹿山系まで見えていた。ここでも大木のヤマザクラは散り残っていた。

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今回はずいぶん歩くので、軽くて便利なこの組み合わせだ。逆光には弱いが普通に使う限り何ら問題はない…光学手振れ補正がないため暗い場所では要注意で、数カット撮らないとブレる可能性がある。フィルム時代のように慎重にシャッターを切らないといけない。6D-IIを試そうかとも思ったがテストすると6Dとほとんど変わらないので導入はしなかった。

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