岩間寺と石山寺

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今日は涼しくて9/15に続いて撮影に出た。西国三十三所札所の旅、このプロジェクトの始まりである。10年ほど前の秘仏一斉公開の時に一度ほぼすべて回り、代参も含めて全部の寺の御朱印をもらった。今回は3年ほどかけてジックリ回るつもりだ…特に仏教徒ではないが、寺巡りなら古刹の揃っているこのような目標も良さそうと友人の提案で開始した(その先に観光適地の研究がある)。まずは近くの十二番:岩間寺へ(本来の名前は岩間山正法寺だが通称:岩間寺の方が普通に呼ばれている)…ここは元の宿坊も大きく、茶店跡まで境内にあり、往事は参拝者で賑わったと想像されるが、今は交通の不便さもあって衰えている(かなりの山奥)。だが、太子堂の屋根が葺き替え中で、これから再度力を入れつつあるようだ。10年前より整理が進み、やや参拝者も増えている。写真は本堂と不動堂をつなぐ回廊にあった観音堂で、真新しく金色に輝く三十三所の寺の観音像が祀られている(三十三所は観音霊場である)。他にも境内の一角に、三十三所の観音石像が建つ小径もある。偶然だが旅の始まりにふさわしいお寺だった。

そして午後からは岩間寺から車で10分あまりの石山寺へ…こちらは瀬田川沿いの立地もよく、知名度文化財保有など観光地としてすでに成功している。門前の蕎麦屋で手打ち盛りそばと名物のシジミ飯を食す(これがなかなか美味しいし、観光地価格としては上等のしつらえ)。まず山門へ、明日からのお彼岸には多くの人が訪れるのだろうが、平日の午後3時前から閉門近くの4時すぎまで隅々まで回った。夕方4時半、車に乗ったとたんに雨が降り出した。

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今回はα6300+Zeiss Vario-tessar E16-70mmF4で撮影。

〜フィールドカメラマンノート