住吉神社

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対岸の住吉神社へ行ってみる。現在は境内も整備され、川の中州に鎮座しているが、30年前はこの境内横に魚の加工場があり(現在もある)、境内でさえ魚の干場などが仮設で設けられていて、もっと雑然とした景色だった。

1999年の境内…このように漁獲シーズンになると小屋だけではしらす干などの作業が間に合わず、境内に仮設の加工場を設けていた。右奥の瓦屋根の建物が小さな作業場である。

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境内の裏手に線路跡があり、ずっと向こうまで続いている。ほとんど舗装さえすれば完成に近いのだが、道そのものは橋の手前で(つまり筆者の背中側)袋小路となり、各民家へ下りる道もないため徒歩以外での通行はできない。線路は単線だったので拡幅されて楽に二車線道路+歩道になるだろう。ただし交差点が少ないのは本質的に埠頭につながる産業道路であるからであり、その点が沿線住民には便利性に資さない(町並みの向こうに狭い道がある)理由のひとつである。とうぜん新道の恩恵がなければ地価の上昇にもならない。むしろ売り家・売り土地の看板が目に付いた。

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2004年の同じ場所…このころは住民も多く住んでいてJRから線路脇を正式に借り受けて自家消費程度の畑も点々と存在した。右が住吉神社の境内。

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古い写真はフィルムLeicaで撮影したものを本の出版に会わせてスキャンしたものである。今ならデュープしたほうが画質は良い(オリジナルポジは完璧に保管されているので、いつでもアーカイブ化可能=これが晩年の大仕事になることが確実だ)。