また琵琶湖訪問

今日は初冬の滋賀県の「太郎坊宮」と、同じ山の反対側にある「瓦屋寺」に行って来た。寒くて曇っていたため冴えた写真は撮れなかったが、空気は透明でいよいよ冬の澄みきった景色になっていく(紅葉のなごりはまだ随所に見られた)。ここは太郎坊宮の奥の院前(つまり夫婦石の横)で一般の人が登れる最高地点だ。ちょっとした展望台(小さな休憩所もある)で琵琶湖とは反対側の景色が一望できる。遠い山は養老山系や御在所岳で山頂部に冠雪の見られる山もあった。今日は観光シーズンも終わり、ハイカーや信心の人達が目立った。

太郎坊宮

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瓦屋禅寺

太郎坊宮と同じ山系にありながら訪れる人は少なく(ハイカーにとっても山の反対側のために厳しい道のりだ)隠れた名所と言える、筆者も太郎坊宮に来るたび(過去に4回来ている)に来たいと思っていたが、時間や天候の都合で来られず、今回が初めての訪問である。今日から何日か写真を紹介することにした。ちょうどカエデの落ち葉を集めて燃やしていた…ここには赤いカエデ以外に黄色いカエデがあり、そちらはまっ盛りであった。ここも神仏混淆の寺で寺域に入ったところにいきなり稲荷社があった。こちらは太郎坊宮より少し低いぐらいだが木立に囲まれて展望はない。

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今回、フィールドで初めて友人から譲ってもらったオールドファッションカメラ:OLYMPUS E-30とZUIKO 11-22mmF2.8-3.5で撮影した。レンズは一級品だと思うが、ボディはさすがに古く、テストの時には感じられなかった弱点も見つかった…まず最低感度のISO200でも暗部の擬色は見られ、条件の悪い時は(暗い:低コントラスト下など)避けたい...ただし感度を上げてもISO800程度なら200とそれほど画質の低下は感じられないため、RAWで撮って暗部の処理をうまくやれば問題はないだろう。もうひとつはAFの合焦(速度や表示)が頼りなく撮り手をして不安にさせる。実際には帰宅して見てみるとピントは合っているのだが...どういう訳かE-30より下位機種(そして旧式)のE-330の方が速度はともかく合焦表示が明瞭で節度がある。少し設定も見直したい=シングルポイントAFの時に頼りないため。現地ではメニュー操作がしにくかったが多点測距にすると少し合焦はハッキリしていた(その代わりあらぬ処にピントが行ってしまうこともある)…家に帰ってじっくり見てみると多点のうち中央部のゾーン測距もできることが分かった。色味がノーマルで暖色に振れるのはAWBの調整でなんとか対処できた。不思議なのは旧製品より種々の癖が強くなり、E-5ではふたたびナチュラルになっている事である。

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