洞内の奥へ

奥へ進むと垂直の縦坑へたどり着く(このような枝坑がたくさんある)。真ん中の明るいのは外の光ではなく蛍光灯で、本来の洞窟内の色はこんな感じだ=白っぽい岩は石灰岩。このハシゴはかなり危ない…垂直に近いだけではなく踏み段も手すりも常に濡れていて、そこに菌類が繁殖しているらしく滑りやすくなっている。足で上がるというより腕力で体を押し上げるように登るのが良いだろう。縮尺がわかりにくいが、ハシゴの最上段の上の岩は大人が立つと頭がつかえる程度(もちろん危険)。下りは前は向けないので登ったときと同じ姿勢でゆっくり降りることだ(上りと違って踏み段は見えない)。よく見ると蛍光灯の光の周りにも苔や粘菌らしい生物が繁殖しているのが分かる。

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縦坑を上がると横坑となり、その先は立ち入り禁止となっている(入れないほど狭いのではなく一般の人には危険なだけで、研究のための許可を取れば入れる)。奥からは微風と水が出てきている。ここから何キロも続くのだが、いまだ全体像は解明されていない。風がかなり吹くのでどこかに抜けていることは間違いないだろう。

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