風穴へ入る

風穴の入り口は極端に狭く、子供でもかがまないと入れない。反対に洞内を吹く風がここで絞られるために風速を増して周辺に吹き出していることになる。一番狭い場所では帽子が飛ばされそうな風速・風量となる。

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10m程度狭い道を進むと大きな空間に出る。公式には鍾乳洞となっているが鍾乳石は見られず、岩質も石灰岩だけではなく火成岩(玄武岩に見えた)らしい岩も多く見られた。ここから四方に細い洞窟が分かれていく…大部分は狭く危険なため進入できない。人工の赤い照明で歩くのには不自由ではないし、高感度に強くなった今のデジタルカメラではフラッシュなしでも充分撮影可能だ。昨年も指摘したが照明の下では光合成を行う緑の植物が生えていて昨年より勢いを増していた。このホールの地下には川が流れていて轟々と水音が聞こえる。5-6年前初めて来たときは雨の後だったため、地下から水があふれて洞窟内に細かな水滴となって立ち登り、写真がきれいに撮れなかった経験がある。この地下の川が外の崖に湧き水となって渓流にそそいでいるのである。

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