太郎坊宮到着

太郎坊山の中腹まで車道がついていて、新しい参集殿と社務所までは楽に行ける。当地の秦氏の末裔が参集殿建設に尽力したと聞く。最初の社に堂々と天狗が祀ってあり、全国的にも大神社で天狗を表に出しているところは珍しいのである。愛宕山秋葉山も天狗を表立っては祀っていない。明治の国家神道の統制により雑神として排除されているのであろう。ようやく160年も経って各地で本来祀られている神への回帰がみられている(信心する人は、この間まったく衰えていない)。偶然、この日は祭りの最中であった。f:id:xnagy:20180726183806j:plain

そして最初の社と鳥居をくぐると強烈な角度の階段が表れ、道は左右に分かれる…能勢妙見と違って、どちらへ行っても坂は同じである。まず元気なうちに(気温38℃)右の表参道を上がり、ぐるりと聖地を巡って左の道へ下りてくるのが妥当だろう。夜になると提灯に灯が入り幻想的な雰囲気となる。本殿は彼方にある。f:id:xnagy:20180726183826j:plain