能勢妙見山 星嶺

参道を上ると唯一の食事のできる店がある。建物は新しく、境内周辺の旅館が衰えて、このような簡単な食事処が必要になったのだろう。新緑にAWBは応えて完全補正せずに建物も空気までも緑色に傾く(記憶色に近い)。f:id:xnagy:20180703185443j:plain

参道を登り切るとポンと視界が開けて、視野いっぱいに変わった建物が現れる。これが信徒会館 星嶺で、星の形をモチーフに(グーグルアースで見ると星形がよく分かる)信徒専用の本堂にあたるものである。中には本尊が祀られているがハーフミラーのガラスのためによく見えない=かつ信徒以外は立ち入りできない。基壇の階段には明治30年の彫り文字があり、元はここにお堂か神殿が建っていたのだろう。立派な建造物だが北辰信仰を過度に演出して「いかにもパワースポット」という感じで少し鼻じらんでしまう。本来は神域なのだが寺院が北辰信仰と多少無理をして融合させた感があるのである。f:id:xnagy:20180703185504j:plain