境内の案内図はずいぶん古いもので現在の配置とは少しちがっている。そして150年も前の神仏分離令の影響で実態は一体の寺と神社が少し森で分かれているように描かれている…これも最近ようやく全国的に解けてきて、神仏混淆の風もおもてだって本当の姿を取り戻しつつある。もうひとつの亡霊である合祀令の方も、天孫系の神を必ず祀ることは続いているが、本来の主神を前に出すようになってきている。
境内の片隅に役行者のレリーフ像がひっそりと祀られていた(本来は真言宗なので当然)。しかしまわりはキレイに手入れがなされ、隣の無縁仏のストゥーパと並んで古風を感じさせる。